「仕事・育児・家事」完璧にこなそうとしなくていい
「仕事が終わってからも、やることが山積み。」
夕飯の準備、洗濯、片づけ、子どもの宿題チェック…
気づけば座る暇もなく、1日があっという間に終わっている。そんな日々がずっと続いていました。
でも、ある日ふと気づきました。
「私、全部ちゃんとやらなきゃって思い込みすぎてたかも」
それから、“やらない家事”を意識的に増やすことにしました。
手を抜くのではなく、工夫してラクにまわす。
少しずつ習慣を見直すことで、心にもゆとりが生まれてきたのです。
今回は、私が実際に取り入れてよかった時短家事7つをご紹介します。
毎日がんばっているママのヒントになればうれしいです。
ワーママの時短家事7選
① 洗濯は毎日しない。「1日おき+乾燥機」で時短
毎朝早起きして洗濯機を回し、出勤前に慌てて干す…。
夜に洗ったり、雨に濡れて洗い直したりと、毎日バタバタしていました。
そこで、「本当に毎日洗う必要ある?」と見直し、1日おき+乾燥機メインに切り替えることに。
電気代は月1000〜2000円ほど上がりましたが、干す・取り込む・天気を気にする手間がゼロになったのは大きなメリット。
タオルがふわふわになるのもうれしいポイントです。
忙しいママには、洗濯乾燥機は十分に投資する価値あり!
② 掃除も毎日じゃなくてOK。掃除機はコードレス一択
赤ちゃんがハイハイしていた頃は毎日掃除していましたが、今は「週1回+ついで掃除」で十分と割り切っています。
トイレに入ったついでに床を拭いたり、歯磨き中に鏡を磨いたりと、“ながら掃除”が基本。
道具はすぐ手に取れる場所に置いておくと、気づいたときにサッと使えます。
掃除機はコードレススティック型一択。
リビングに出しておけば、子どもの食べこぼしにもすぐ対応できます。
③ 食器洗いは卒業?食洗機におまかせしてみる
食後は片づけより、少しでも休みたい。
そう思いながらも、ついシンクに立ってしまう…その時間、もったいなく感じませんか?
食洗機にお任せすれば、洗う手間も悩む時間もゼロ。
浮いた時間を、子どもとの団らんや自分の休憩にあてられます。
もしスペース的に難しい場合は、ワンプレートで洗い物を減らす工夫もおすすめです。
④ 献立は1週間分まとめて考える
「今日何作ろう…」と毎晩悩むのがしんどくて、週末に1週間分の献立を決める習慣を取り入れました。
月曜は鶏肉、火曜は魚、水曜は豚か牛…と、曜日ごとにジャンルを決めておくと、考えるのがグッとラクになります。
献立は卓上カレンダーに書いてキッチンに置いておけば、「今日のごはんなに〜?」攻撃も減少。
最近はChatGPTなどのAIに献立を相談するのも便利!
⑤ アイロンは基本かけない!服選びで時短
アイロンがけって、子どもが寝た後など、時間と気力が必要でけっこう大変。
そこで、「アイロン不要」を条件に服そのものを見直しました。
シワになりにくい素材や、乾きやすい生地を選べば、アイロンの出番はほとんどなくなります。
今ではアイロンをかけるのは、子どもたちの給食当番の白衣くらい。
服選びも立派な時短術です。
⑥ 買い物は週1まとめ買い+宅配でスマートに
実は、買い物ってかなりエネルギーを使う家事なんですよね。
そこで我が家は、週1回のまとめ買い+宅配サービスに切り替えました。
献立を立てた流れで買い物リストを作り、重たいものはネットスーパーで注文。
お米や牛乳、卵などは宅配に、野菜やデザートは気分転換も兼ねて自分で買いに行きます。
買い物の頻度を減らすだけで、かなりラクになりますよ。
⑦ 子どもに任せる習慣を。完璧を求めない
片づけや準備を「ママがやるもの」と決めつけないようにしています。
少しずつでも、「自分のことは自分でやる」を習慣に。
わが家ではホワイトボードにチェックリストを作り、
「連絡帳を出す」「着替える」など、年齢に応じたタスクを貼っていました。
達成したらマグネットを貼るだけで、子どももゲーム感覚で楽しめます。
もちろん、うまくいかない日もありますが、完璧を求めないことで気持ちがずっとラクになりました。
完璧じゃなくていい。笑顔でいられる工夫を
完璧にやらなくても、家族は案外満足している
料理に掃除、洗濯。どれもきちんとやらなきゃ…と肩に力が入っていた頃、
「今日はレトルトでいい?」と聞いたら、家族が「あ、いいよー」と。
拍子抜けするほどあっけない反応に、なんだかホッとしたのを覚えています。
掃除も毎日やっていたのを週1にしても、誰も気にしませんでした。
むしろ、自分の時間が増えて心に余裕が生まれた気がします。
もしかしたら頑張りすぎていたのは、自分の中の「理想の母」像だったのかもしれません。
ママがごきげんでいることが、家庭円満のいちばんのコツ
家族の雰囲気を左右するのは、案外ママの機嫌だったりします。
イライラしながら家事をしていた頃、子どもたちまでピリピリしてしまって…。
でも、私が笑顔で「今日はお惣菜で手抜き〜」なんて言うと、
「やったー!」とむしろ喜んでくれたり。
“きちんと”より、“ごきげん”。
それだけで家庭はぐっと穏やかになるのだと、今は実感しています。
“手放す勇気”と“工夫”で、暮らしはもっと楽になる
洗濯は1日おき、食器洗いは食洗機にお任せ。
献立は週に一度まとめて考えて、買い物もネットスーパーで済ませる。
そんなふうに家事を仕組み化することで、驚くほど時間にゆとりが生まれました。
「便利グッズに頼るのはズルじゃない?」
そんな声が頭に浮かんだこともありましたが、今は思います。
時間を生み出すのも、立派な家事のひとつ。
“やらない”選択ができるのも、賢いママの工夫です。
「ちゃんとできない日があってもいい」と思えるようになった
今日は洗濯物がたまっててもいい。
ごはんがレトルトでも、掃除が手抜きでも、私は私。
毎日100点じゃなくていい、と思えるようになってから、
子どもの「ま、いっか」も、受け止められるようになりました。
完璧じゃないママを見て、子どもも「人ってそんなもんなんだ」と
思ってくれたらいいなと感じています。
おわりに
家事も育児も、全部を完璧にこなすのはむずかしい。
でも、笑顔でいられる工夫なら、きっと見つけられる。
「できることを、できる範囲で」——
それが、今の私のモットーです。
無理せず、自分の心にやさしく。
そんな毎日を、これからも大切にしていきたいと思います。