ハワイで暮らしながらパートタイムで働きたいと考える日本人は年々増えています。観光地としてのイメージが強いハワイですが、実際には多様な職種があり、日本人が活躍できる仕事も少なくありません。
しかし、「英語力に自信がない」「海外での仕事は未経験」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか。実は、ハワイには日本人コミュニティが根付いており、英語が流暢でなくても働ける職場や、未経験からスタートできる仕事が数多く存在します。
この記事では、ハワイで日本人におすすめのパートタイムの仕事を6つ厳選し、それぞれの職種について「向いている人」「メリット・デメリット」「必要な英語力」などを詳しく解説します。自分のライフスタイルや語学力に合った仕事選びの参考にしてください。
なお、ハワイで合法的に働くためには労働許可証(ワークパーミット)が必要です。ビザの種類や取得方法については別途確認が必要ですので、詳しくは関連記事をご覧ください。
ハワイでパートタイムの仕事を選ぶときのポイント
ハワイでパートタイムの仕事を探す際には、いくつかの重要な判断基準があります。自分の状況や目的に合った職場を見つけるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
英語力はどのくらい必要か
職種によって求められる英語力は大きく異なります。接客業では基本的な英会話が必要ですが、キッチンスタッフや清掃業務では最低限のコミュニケーションで済むこともあります。
自分の現在の英語レベルを正しく把握し、無理なく働ける職場を選ぶことが長続きの秘訣です。また、英語力を伸ばしたい場合は、あえて英語を使う機会の多い職場を選ぶという戦略もあります。
シフトの柔軟性・働きやすさ
学生ビザで働く方や家族の都合に合わせて働きたい方にとって、シフトの融通が利くかどうかは重要です。特に子育て中の方や語学学校に通いながら働く方は、週に何日働けるか、何時から何時まで働けるかを事前に明確にしておきましょう。
職場によっては繁忙期と閑散期でシフト時間が大きく変わることもあるため、面接時に確認することをおすすめします。
生活費とのバランス(時給・チップ・割引など)
ハワイは生活費が高いことで知られています。2024年時点でハワイ州の最低賃金は時給$14.00ですが、職種によってはチップ収入が期待できるため、実質的な収入は時給以上になることもあります。
また、飲食店で働く場合は従業員割引が利用できたり、まかないが出たりする職場もあり、食費の節約につながります。時給だけでなく、こうした付加的なメリットも含めて検討しましょう。
日本人が働きやすい職場環境かどうか
日本人オーナーや日本人スタッフが多い職場は、言葉の壁が低く、文化的な理解もあるため働きやすい傾向があります。一方で、ローカルの職場で働くことで英語力が向上したり、現地の文化を深く理解できたりするメリットもあります。
自分が何を優先するかによって、選ぶべき職場環境は変わってきます。
ハワイでおすすめのパートタイムの仕事6選
ここからは、日本人にとって特におすすめのパートタイムの仕事を6つ紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った仕事を見つけましょう。
① ベビーシッター(バイリンガル家庭向け)
ハワイには日本人と現地の方の国際結婚家庭や、日本語教育に熱心な家庭が多く、バイリンガルのベビーシッターは高い需要があります。
向いている人
- 子どもが好きで、子育て経験がある方
- 日本の文化や遊びを子どもに教えられる方
- 柔軟なスケジュールで働きたい方
- 家庭的な雰囲気の中で働きたい方
メリット
- 時給が比較的高め($18〜$25/時間程度)
- 日本語を活かせる
- 子どもとの触れ合いを通じて英語力も向上
- 1対1または少人数なので、自分のペースで働ける
- 家庭によっては食事が提供されることも
デメリット
- 責任が重い(子どもの安全管理)
- 急なキャンセルや予定変更がある
- 収入が不安定になりがち
- 家庭ごとにルールや期待が異なる
- 税務処理を自分で行う必要がある場合も
英語力の目安・働き方の特徴
必要な英語力は中級程度。保護者とのコミュニケーションや緊急時の対応ができるレベルが求められます。日本語での会話がメインになる家庭もありますが、英語での基本的な指示理解は必須です。
働き方は週数回の定期的なシッティングから、イベント時のみのスポット勤務までさまざま。紹介や口コミで仕事が広がることも多く、信頼関係を築くことが重要です。
② スーパーマーケット(レジ・キッチンなど)
ハワイには日系スーパーやローカルのスーパーマーケットが数多くあり、パートタイムスタッフの求人が常にあります。
向いている人
- 安定したシフトで働きたい方
- チームで働くことが好きな方
- 立ち仕事が苦にならない方
- 未経験から始めたい方
メリット
- 従業員割引が利用できる職場も多い(10〜20%程度)
- シフトが比較的安定している
- 未経験でも採用されやすい
- 基本的な業務フローが決まっているため覚えやすい
- 健康保険などの福利厚生がある場合も
デメリット
- 繁忙時は忙しく、体力的にきつい
- 週末や祝日に出勤が求められることが多い
- レジは立ちっぱなしで足が疲れる
- クレーム対応が発生することも
- 時給は最低賃金に近いことが多い
職種別(レジ/キッチン)の違い
レジスタッフは接客がメインで、お客様との会話が発生するため、基本的な英会話力が必要です。一方、キッチンスタッフは調理補助や惣菜作りが中心で、英語力はそれほど求められません。人と話すのが好きならレジ、黙々と作業したいならキッチンがおすすめです。
③ カフェスタッフ
ハワイにはコーヒー文化が根付いており、ローカルカフェやチェーン店が数多くあります。観光客も多く訪れるため、活気のある職場です。
向いている人
- 接客が好きで明るい性格の方
- コーヒーやカフェ文化に興味がある方
- テキパキと動ける方
- 英語でのコミュニケーションに挑戦したい方
メリット
- チップがもらえる(時給+$2〜$5程度)
- コーヒーの知識やバリスタスキルが身につく
- 従業員割引でドリンクや軽食が安く買える
- 観光客や地元の人と交流できる
- カジュアルな雰囲気で働きやすい
デメリット
- 朝早いシフトや週末勤務が多い
- 混雑時は非常に忙しい
- 立ち仕事で体力が必要
- 注文を正確に聞き取る英語力が求められる
- 複雑なドリンクオーダーを覚える必要がある
英語力・接客スタイルの特徴
中級程度の英語力が求められます。特に注文を正確に聞き取り、素早く対応する能力が重要です。ハワイのカフェはフレンドリーな接客スタイルが一般的で、お客様との軽い雑談も業務の一部となります。
最初は戸惑うかもしれませんが、決まったフレーズを覚えてしまえば次第に慣れてきます。英語力を実践的に伸ばしたい方には最適な環境です。
ちなみに、私はハワイ滞在中は地元のカフェで働いていました。その時の体験記はこちらの記事をご覧ください。
④ 日本食レストラン(ホール・キッチン)
ハワイには日本食レストランが多く、日本人スタッフの需要が高い職場です。
向いている人
- 日本のおもてなし精神を活かしたい方
- チップで収入を増やしたい方
- 日本食や料理に興味がある方
- 日本語環境でも働きたい方
メリット
- ホールスタッフはチップ収入が期待できる(1日$50〜$150程度)
- まかないが出ることが多い
- 日本人オーナーやスタッフが多く、働きやすい
- 日本のサービス基準が理解されている
- 観光客相手なら日本語での接客もある
デメリット
- ディナータイムは夜遅くまで働くことも
- 週末や祝日は繁忙期で休みづらい
- ホールは立ち仕事で体力が必要
- キッチンは暑い環境での作業
- チップはホールスタッフのみで、キッチンはもらえないことが多い
ホールとキッチンの違い
ホールスタッフは接客がメインで、英語での注文取りや料理の説明が必要です。チップがもらえるため収入は高めですが、コミュニケーション能力が求められます。
キッチンスタッフは調理補助や皿洗いが中心で、英語力はそれほど必要ありません。時給制で安定していますが、チップ収入はありません。料理経験を積みたい方や、接客より作業が好きな方に向いています。
⑤ ホテルの清掃(ハウスキーピング)
観光地ハワイには多数のホテルがあり、ハウスキーピングスタッフの求人は常にあります。
向いている人
- 黙々と作業するのが好きな方
- 英語でのコミュニケーションが少ない仕事を探している方
- 細かい作業が得意な方
- 体力に自信がある方
メリット
- 英語力があまり必要ない
- 基本的に一人で作業できる
- 時給が比較的安定している
- ホテルの福利厚生が受けられることも
- 決まった手順があり覚えやすい
デメリット
- 肉体労働で体力的にきつい
- 1日に何十室も清掃することもある
- 腰や膝への負担が大きい
- 単調な作業の繰り返し
- ゲストが部屋にいる場合の対応が必要なことも
働き方・体力面の注意点
ハウスキーピングは想像以上に体力を使う仕事です。ベッドメイキング、浴室清掃、掃除機がけなど、1室あたり30〜45分程度で仕上げる必要があり、1日に15〜20室担当することもあります。
腰痛や膝痛のリスクもあるため、正しい姿勢で作業することや、適度な休憩を取ることが重要です。体力に自信がある方、または英語に自信がなくても働ける仕事を探している方にはおすすめの選択肢です。
⑥ 日系オフィスアシスタント
ハワイには旅行会社や貿易会社など、日系企業のオフィスが多数あり、事務スタッフの需要があります。
向いている人
- オフィスワーク経験がある方
- パソコンスキルがある方
- デスクワークが好きな方
- ビジネス環境で働きたい方
メリット
- エアコンの効いた快適な環境
- 体力的な負担が少ない
- ビジネススキルが身につく
- 日本語が主に使われる職場も多い
- 土日祝休みの場合が多い
デメリット
- 求人数が他の職種より少ない
- 経験やスキルが求められることが多い
- 時給は職種によって幅がある
- 英語での電話対応が必要な場合も
- フルタイム優先で採用されることが多い
求められやすいスキル・経験
基本的なパソコンスキル(Word、Excel、メール対応)は必須です。英語力は職場によって異なりますが、ビジネスメールの読み書きや電話対応ができるレベルが望ましいです。
経理や貿易事務の経験があれば、より専門的なポジションに応募できます。日本での事務経験を活かしたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。
英語レベル別|おすすめのパートタイム仕事
自分の英語力に合った仕事を選ぶことで、ストレスなく働くことができます。ここでは英語レベル別におすすめの仕事をまとめました。
英語がほとんど話せなくてもできる仕事
英語初級レベル(挨拶程度)でも働ける仕事は以下の通りです。
- ホテルの清掃(ハウスキーピング):作業が中心で、英語でのコミュニケーションは最小限
- スーパーマーケットのキッチンスタッフ:調理補助や商品陳列など、黙々と作業できる
- 日本食レストランのキッチン:日本人スタッフが多く、日本語での指示が中心
これらの仕事では、基本的な安全用語や指示を理解できれば十分です。最初は不安でも、実際に働きながら必要な英語を覚えていくことができます。
簡単な日常英会話があればできる仕事
中級レベル(日常会話ができる)の方におすすめの仕事です。
- スーパーマーケットのレジスタッフ:決まったフレーズでの接客が中心
- ベビーシッター:子どもや保護者との基本的なコミュニケーション
- 日本食レストランのホールスタッフ:注文取りやメニュー説明ができれば可
日常会話レベルがあれば、徐々に職場特有の表現を覚えることで、スムーズに業務をこなせるようになります。
英語力を伸ばしたい人に向いている仕事
英語力向上を目指す方には、積極的に英語を使う環境がおすすめです。
- カフェスタッフ:お客様との会話が多く、実践的な英語が学べる
- ローカルレストランのホールスタッフ:多様な英語表現に触れられる
- 日系オフィスアシスタント(英語使用が多い職場):ビジネス英語が身につく
最初は大変ですが、毎日英語を使う環境に身を置くことで、数ヶ月で目に見えて英語力が向上します。
ハワイでパートタイムの仕事を探す方法
実際にハワイで仕事を見つけるには、いくつかの方法があります。効率的に仕事を探すためのポイントを紹介します。
現地で探す方法
ハワイに到着後、実際に足を運んで仕事を探す方法は今でも有効です。
- 店頭の求人貼り紙:レストランやカフェの窓に「Help Wanted」「Now Hiring」といった張り紙がある場合、直接履歴書を持参して応募できます
- 直接訪問:興味のある店舗に履歴書を持参し、マネージャーに会って直接話すことで印象に残りやすくなります
- ローカル新聞:ハワイには英語の求人情報が掲載される地元新聞もあります
直接訪問する場合は、営業時間外の静かな時間帯(午後2〜4時頃)を選ぶと、担当者とゆっくり話せる可能性が高まります。
日本人向け求人サイト・掲示板
日本語で仕事を探せるサイトや掲示板は、特に渡航前の情報収集に便利です。
- びびなび ハワイ:日本人向けの情報サイトで、求人情報が豊富
- クラシファイド広告:日系新聞のオンライン版に求人が掲載されています
- FacebookのハワイJapanese Communityグループ:現地在住日本人のコミュニティで求人情報が共有されることも
これらのサイトでは、日本語での応募が可能な職場も多く、英語に自信がない方でも安心して応募できます。
知人・紹介で仕事を見つけるケース
ハワイでは人とのつながりが仕事探しに大きく影響します。
- 友人・知人からの紹介:すでに働いている人からの紹介は採用されやすい
- 語学学校での情報交換:同じ学校の生徒から求人情報を得られることも
- コミュニティイベント参加:日本人会や教会のイベントで人脈を広げる
ハワイは狭いコミュニティなので、良い評判も悪い評判もすぐに広まります。誠実に働き、信頼関係を築くことが、次の仕事につながることも少なくありません。
よくある質問(FAQ)
ハワイでのパートタイム就労について、よく寄せられる質問にお答えします。
英語が話せなくても本当に働けますか?
はい、職種を選べば英語が流暢でなくても働くことは可能です。特にキッチンスタッフや清掃業務は、最低限のコミュニケーションで仕事ができます。また、日本人オーナーの店では日本語が主要言語として使われていることもあります。
ただし、基本的な挨拶や安全に関する指示は英語で理解する必要があるため、全く英語ができない状態よりは、簡単な単語や表現を覚えてから渡航することをおすすめします。
未経験でも採用されやすい仕事は?
未経験でも採用されやすいのは、スーパーマーケットのスタッフ、ホテル清掃、日本食レストランのキッチンスタッフなどです。これらの仕事は研修制度が整っていることが多く、基本的な業務から丁寧に教えてもらえます。
採用面接では、未経験であっても「学ぶ意欲」「真面目に働く姿勢」「シフトの柔軟性」をアピールすることが重要です。
ワーホリ・学生・主婦でも働けますか?
働けますが、それぞれビザの種類や労働条件が異なります。
ワーキングホリデービザ保持者は基本的に自由に働けますが、アメリカにはワーホリ制度がないため、他のビザカテゴリーでの滞在となります。
**学生ビザ(F-1)**保持者は、学校内でのパートタイム(週20時間まで)や、OPT期間中の就労が可能です。学外での一般的なアルバイトは認められていないため注意が必要です。
配偶者ビザや永住権を持つ方は、労働に制限がなく自由に働けます。
いずれの場合も、合法的に働くためには適切な労働許可証(ワークパーミット)が必要です。ビザなしや観光ビザでの就労は違法となり、強制送還や今後の入国拒否につながる可能性があります。詳しいビザの種類や労働許可証の取得方法については、専門的な情報をまとめた記事を参照してください。
掛け持ちは可能ですか?
法律的には可能ですが、ビザの条件によっては制限があります。例えば学生ビザ保持者は週20時間までという制限があるため、複数の職場で働いてもその合計が20時間を超えてはいけません。
労働許可に問題がなければ、体力やスケジュール管理ができる範囲で掛け持ちをすることは可能です。ただし、両方の雇用主にもう一方の仕事について伝え、スケジュール調整をしっかり行うことが重要です。
まとめ
ハワイでのパートタイムの仕事は、英語力や経験に応じてさまざまな選択肢があります。「海外で働く」というと高いハードルを感じるかもしれませんが、自分のライフスタイルやスキルに合った職場を選べば、充実した海外生活を送ることができます。
重要なのは、「ハワイで働く=特別なスキルが必要」という思い込みを外すこと。多くの日本人が、英語が完璧でなくても、未経験からでも、ハワイで働き始めています。まずは自分の状況を整理し、できることから一歩ずつ進めていきましょう。
ただし繰り返しになりますが、ハワイで合法的に働くためには適切な労働許可証が必要です。ビザの種類や申請方法について不明な点がある方は、必ず専門家に相談するか、信頼できる情報源で確認してください。
あなたのハワイでの仕事探しが成功することを願っています。
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